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歯科2 苦手な歯磨き どうするの?
歯磨きは大事だってわかってはいるけれど、なかなかやらせてくれないのよねぇ・・・
こう思っていらっしゃる飼い主様は多いはず
さらに歯石がついたら取ってもらえばいいかと安易に考えていらっしゃるケースも多いのでは?
しか~し、麻酔をかけて歯石除去してきれいになって良かったねと油断しているあと、なんと1ヶ月もすればすっかり元通りということもよくあるのです
それじゃあ もったいないじゃありませんか。
せっかく麻酔までかけるのですから、その後のケアーができるようにトレーニングしてからのほうが合理的ではないでしょうか。
では どうやってトレーニングすればいいのか・・・
マリーナでは歯磨き教室・歯科検診を行っております
歯磨き教室では、
基本的なワンちゃんの歯についてのお勉強
どうやったら歯磨きができるようになるのか
適切な歯磨きができているのか
などワンちゃんと飼い主様のレベルに合ったところからスタートします
誰でもすぐにできるものではありませんから 恥ずかしがらないでください
トレーニングを積めばできるようになりますから 絶対にあきらめないでください
それぞれのレベルでゆっくり目標に向かって頑張りましょう
焦らず・ゆっくり・諦めず
継続することが必要です
さあ ワンちゃんの健康のために
まずは歯磨き教室にご参加ください
お問い合わせは 当院 トミシマ もしくは コダマまで
2011年8月20日 16:21
歯科1 歯磨きの必要性は・・
歯磨きって必要なの?
歯石がついているけれどまあいいっかー・・・
口臭は気になるけれど餌のせいかな・・・
・・・で済ませているご家庭は多いようです。
ご家族は皆様毎日歯磨きされていますよね。
同じようにご飯を食べているワンちゃんにも歯磨きは不可欠です。
歯石を付けっぱなしにしておくと
①口臭⇒臭~い
②歯肉炎・ぐらつき⇒食欲不振・消化不良
このくらいはどなたでも知っていることでしょう。
実はそんなものじゃないんです
①歯ろう:歯根部のばい菌の繁殖により骨が溶けて眼の下の皮膚に穴が開いてしまう
②口鼻ろう菅:口腔と鼻腔の間の骨が溶け貫通してしまう
③下顎骨折:歯槽骨や下顎骨が吸収されもろくなり、硬い物を噛んだ際に下顎が折れてしまう
さあ こんなことになったらどうしましょ
手術や治療でどれだけ費用がかかるのでしょう!?
ワンちゃんも辛ければ飼い主様も苦し~!!
そうならない為にも日ごろからの予防歯科が必要なんです
2011年8月20日 15:26
体温42度の恐怖
先日世間ではお盆休みだった中、急患が飛び込んできました。
室温28度に設定し外出されていたとのこと。
老犬で徘徊してしまうとのことでソファーで四辺囲っていた。
帰宅後にソファーとソファーの間に挟まっており、ぐったりしていたと。
体温も高いので冷やしながら来院された。
到着時、体温約42度!!
脱水・脱力・血圧低下状態。
42度の状態が何分何時間続いていたのか。
しかしすでに重篤な状態は明らか。
飼い主様は、点滴をして夕方お迎えにくればいいですかとおっしゃられましたが、とても危険な状態であること・復活の見込みも少ないことなどを伝え、お預かりしました。
通常のように前腕の血管から点滴をトライしましたが、血管に入った感触はあるものの血液は入ってこず、後ろ足に切り替え留置・点滴を開始(すでに血圧低下・血液凝固・各臓器機能不全が始まっていたであろう)。
体温を下げるよう保冷処置。
呼吸は努力製呼吸続くので酸素室に。
39度まで下がった。
腸管からの出血。
いつ呼吸が止まるやも知れない状態のため、そうなった際すぐに送管できるように気管チューブ・喉頭鏡(チューブを気管入り口に誘導する際に使う)を用意しておくようにスタッフに指示。
その直後、『止まりました!!』とスタッフの声。
気管チューブ送管・酸素オープン。
自発呼吸がないのでバック(酸素を送る機械についているバルーンを押し人為的に肺に酸素を送る)
飼い主様に緊急連絡するも、あわてていらした飼い主様は電話番号記入ミス。
住所も地元だったこともあり、スタッフが走り自宅を探し呼んできてくれました。
意識レベル0
『お母さんが来るまで待ってね・頑張るんだよ!!』呼びかけました。
心拍低下⇒心臓マッサージ・心拍を上げる注射
お母さん到着後まもなく心肺停止・死亡確認に。
私も熱中症患者さんでここまでの状態に陥っている子は初めてでした。
ニュースでは熱中症で亡くなりましたと聞きますが、本当に怖いです。
42度で耐えられるのは、ほんの数分だそうですよ。
すでに多臓器機能不全になっていたのでしょう。
今年の夏はそろそろ終盤ですが、まだまだ蒸し暑さは続くでしょうし まだしばらくは気をつけていてくださいね。
ラッキーちゃんのご冥福をお祈りいたします
2011年8月19日 11:22
看護の学生さん
こんにちは
毎日蒸し暑くてまいりますね。
ちば愛犬動物学園から看護コースの学生さん亜里紗ちゃんが13日から実習にいらしてます。
当院で2軒目の実習。
マリーナでの実習が終わったら、さらにもう1軒病院実習をするそうです。
この夏休みはお預けだそうで・・・。
8/22までおりますので、それまでに来院された際には、患者様サイドからのアドバイス『もっとこうした方がいいよ』『こうやってくれたら安心できるよ』などなどを伝えてあげてください。
来年にはどこかの動物病院での看護師として活躍してくれるでしょう。
とてもまじめな子です。
どうぞよろしくお願いいたします。
2011年8月16日 11:22
Summer
こんにちは
ぎらぎら太陽・蒸し暑さが戻りましたね。
先日行ってきました千葉県の山の上は、とーっても過ごしやすかったですよ。
千葉県長生郡長柄町(山を下れば茂原)のふるさと村です。
ラクレマンプールという大きな屋外プールがあり、周りは芝生。
プールから上がった子供たちは、芝生でビーチボールを転がしたり走り回ったりととても楽しいところです。
院長は子供の頃からそこがお気に入りの場所です。
学生時代は、朝から昼までこのプールで遊び、その後は水着のまま車で九十九里へGo
山の上なので風は涼しいですが太陽は近いので、曇っていても焼けます。痛いくらいに。
日陰はほぼありませんのでテントを持参されたほうがいいです。
貸し出しもありました。
今週末は『フラの夕べ?』がプールサイドで開催されるとか。
今年は9月半ばまでプール営業があると書いてあったような。
プールの脇には旧スイス大使館が和のレストランとしてあります。
コテージに宿泊するとゆっくり遊べますよ。
2011年8月 9日 10:33
ペットホテルの状況
8月はお出かけされるご家族が多いのでペットホテルは込み合います。
ご予定がお決まりでしたら早めにご連絡ください。
すでに7日~9日は満室です。
【ホテルご利用条件など】
*ノミダニ予防をしていること:当日つけても可(ただし、市販品は不可)
*ワクチン接種を定期的にしている(病気持ちでしばらく打っていない場合にはご相談ください)
*常用薬がございます場合には、お持ちになりスタッフに投薬についてお伝えください
*普段食べているご飯をお持ちください(お預かり中なかなか食べてくれない場合には病院のご飯を代用します⇒アレルギーの子はご伝言を)
*お預かり中に体調を崩した場合には対症療法を行いますが、別途料金が発生いたします
*携帯でチェックできるモニターはございません(夜間は見回りに参ります)(夜間のお問い合わせはご遠慮ください)
*ホテル中にトリミングご希望の方はホテルご予約時にお申し付けください
2011年8月 4日 12:08
休診などのお知らせ
8月5日・6日・31日は院長不在のため、午前の診察はお休みさせて頂きます。
上記の午後診療は通常通り 午後 3時から夜10時です。
なお10日は医療センターから帰り次第診察を開始いたします。
11時くらいになるかと思います。
どうぞご了承ください。
2011年8月 4日 11:49
消化器疾患続出中
こんにちは。
来週明けまでお天気が良いそうですね。
毎日のギラギラ太陽 体はこたえますね。
先月末からワンちゃんも猫ちゃんも食欲不振や嘔吐など消化器疾患が多発しております。
人にとってのつらさは、小さなワンちゃんネコちゃんには人の数倍のダメージがあると考えていいでしょう。
重症のワンちゃんは食欲廃絶・嘔吐・下痢⇒下血を伴う下痢に発展してしまい、入院・絶食・点滴を行いました。
短時間の直射日光をお散歩中に浴びるより、長時間の高湿度の方がダメージが大きいように思います。
節電とはいえ命にかかわる事ですから、お留守番中は、クーラー・ドライ・扇風機を上手く利用して出来るだけ快適な温度をキープしてあげましょう。
湿気の多い暑い空気を扇風機で回しても意味がありませんのでお気を付けになってくださいね。
ただし冷えすぎもよくありませんから、クーラーからの風が直接当たるのは禁物ですよ。
ワンちゃんネコちゃんのいる低位置の温度と人の上半身位の温度では差が生じるでしょう。
オーナー様の足元の体感温度を参考にされるといいでしょう。
我が家の子供もクーラー病になってしまいましたし
2011年7月13日 17:00
前回のブログのワンちゃん
退院後 数日は食べたり食べなかったり(もともと食にうるさい癖がある)を繰り返していたものの、半月後に会ったときには『よく食べるようになったしよく運動するようになりました』と飼い主様が喜んでいらっしゃいました。
そう言って頂けると、ケアに参加させて頂いた私たち病院スタッフもうれしい限りです。
最近お散歩中のこのワンちゃん(モモちゃん)は今までと違い 楽しそうに走り回っています。
お父さんが引っ張られるようなことも。
ホント 元気になってよかった
2011年5月10日 16:58
入院中のワンちゃん
3日前から入院しているワンちゃんについてのお話です。
はじめの主訴は、『だるそうで食欲無いし、最近下痢が続いている』でした。
入院3日前に一度来院されたときには、それほど状態が悪くはないので、お薬処方と皮下点滴をし、翌日にはご飯も食べ、散歩にも行ったとのことだった。
入院開始の日、来院とともに多量嘔吐(胃液)。1滴の出血を確認。
即時止血剤・抗生剤を含めた点滴を開始し3時間後には激しい出血を伴った嘔吐と下血。
翌日には出血はほぼ止まっていた。
一昨日は体を起こし反応よかったものの、また昨日にはだるさが戻ってしまった様子であったため、血液検査・エコー検査を行った。
エコー検査では胃腸には問題はなさそうなところまで回復していました。
しかし、血液検査では問題があり、児玉先生と考察し、再度ワンちゃんの様子を観察したところ、陰部からの排膿を確認。子宮蓄膿がわかった。
夜8時からの緊急手術を行いました。
まだ初期と思われる子宮蓄膿。
7才という発症しやすい年齢。
早期発覚は幸いしました。
このところだるさでしっかりと睡眠が取れなかったせいか、麻酔から覚めているにもかかわらず、『構わないで私寝たいの』というような表情をしていました。
下痢や嘔吐は子宮蓄膿の際に見られてもおかしくはない症状ではありますが、吐血が直結を妨げていました。
ただし、出血性胃腸炎と子宮蓄膿症両方を抱えたケースかもしれない。
出血性胃腸炎により体力・免疫力低下したことが引き金になったのかどうか・・・。
ちょこちょこ陰部を舐めていたかもしれないということは、手術直前にお母さんから聞いた。
とすると、じわじわ蓄膿が起こり始めていた⇒舐めた⇒胃腸炎を起こしたとも考えることができる。
また、11日の大地震時は一人きりで不安を耐え、その後ご家族のお仕事の時間帯が変わり一人でお留守番するようになったなどストレス・不安を抱えていたことによる胃腸炎発症だったかもしれない。
お話ができない動物を理解してあげることは、毎度毎度大変なことであります。
でもそれが好きだから獣医師やっているのかな・・・。
理由はともあれ、早く回復してくれることを願っています。
がんばれ ももちゃん
2011年4月 7日 23:26