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ブログ オペ室: 2012年3月アーカイブ
誤食
猫:他院にかかられていたネコちゃんの1例
どうも吐き気が止まらなくなったとのことでかかりつけの病院を受診された。
レントゲン検査を受け特に異常は無いようで吐き気止めの注射をし、様子を見ましょうという指示だったとのこと。
しかしその後も吐き気は止まらず、心配になりセカンドオピニオンという形で当院を受診された。
飼い主様のお話を聞き、リボンで遊んでいたことがわかり、かなりの脱水もおきていたため、消化管造影検査を行った。
見事に食道から胃にかけてリボンが映っていた。
さらに時間経過を見ていると、胃に貯まった造影剤が排出されない。
小腸には点々と数箇所造影剤が写る。
食道~胃(ほとんどを占める)~小腸に存在すると考えられる。
脱水改善と内視鏡検査のため入院して頂きました。
翌日内視鏡を行うため、協力病院へ移送。
麻酔下で内視鏡を行ったところ、前日食道と胃にあったリボンは無く、壁もきれいであった。
となると・・・ということで開腹し腸を探ると、重責部分とアコーディオン状になっている部分を発見。
幸いまだ腸が赤色だったので切り取ることは免れました。ちなみに赤黒~黒に変色している場合にはすでにその部分は血行障害を起こし壊死する状態のため切除し、断端を縫合します。
2箇所に1cmずつ切り込みをいれ、そこから腸内のリボンをゆっくり引きだしました。
なんと約70cmもの長さを飲み込んでいました。
退院後が気になるでしょう。
元気に過ごしています。ご安心を。
犬:ほう酸団子(ゴキブリ用)を食べてしまったワンちゃん
当院受診までの時間経過が長かったため、たぶんそのままで大丈夫だろうと思ったものの、ほう酸団子の血中濃度の半減期・体内からの消失までがかなり時間かかることを思い出し、飼い主様も不安を抱えていらしたので、お預かり(入院)して静脈からの点滴を2日行いました。
経過を観察していても特に不安材料がなくなったので退院しました。
飼い主様宅では、お勝手にほう酸団子を置いていらしたので、誤食危険防止のためフェンスを設置していたものの、たまたま閉め忘れてしまったようです。
ワンちゃんにも ネコちゃんにも、人間(大人)には考えられない行動をとるものです。
人間の幼児もおなじでしたね。
えっ何で?と思うようなことをします。
皆様、お気をつけ下さいね。
おもちゃ、電池、歯磨きガム、ストッキングなどなど・・・
2012年3月29日 15:13
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