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ブログ 診察室: 2012年2月アーカイブ

亀さんのお問い合わせ

一昨日他院の獣医師と亀のことについて雑談をしていました。

昨晩、亀の診察依頼がありました。

残念なことに、当院では亀は診る事ができません。

亀に関する知識が無いので、むやみに診察はできません。

他の病院様をお探しいただくようにお願いいたしました。

 


多臓器不全を起こしたワンちゃん

1月下旬 

腹部膨満状態で来院、便秘状態が続き硬い石のような便が少ししか出ないとのこと。

ガスが異常にたまっている様子のため浣腸をし排便排屁により腹部の膨満も改善され帰宅

2月1日

食欲廃絶、飲水廃絶、膿性の目脂と鼻汁で匂いがきつい、鼻が詰まって苦しそうとのことで来院

抗生剤の投与と皮下補液を行い、強制給餌を行ってもらうことで帰宅

2月2日

強制給餌は口を開かないのでできなかった

相変わらず水も飲まないとのことで、急遽入院

皮下補液

血管確保したいが極度の脱水により留置針も途中までしか入らずそのまま点滴を開始した

少し逆流した血液は真っ黒

2月3日

鼻からカテーテルを食道に通し強制給餌・点滴・皮下補液

2月4日・5日

目脂も再度気になりだしたので、他の抗菌剤を併用する

まだ脱水改善しきらず

処置は3日と同

消炎鎮痛剤投与

2月6日

膿性目脂・膿性鼻汁

高速で輸液したいため、留置入れなおす

血液は赤く、血管も駆血することでふくらみ簡単に採血ができるようになっている

血液検査・・予想どおり:腎機能が極度に悪化している、アシドーシス(改善中)

消炎沈痛剤

身体的特徴などから、甲状腺・膵炎・副腎系をまとめて外注検査

2月7日

腎血流量を多くするお薬を入れている点滴・消炎鎮痛剤や強制給餌

2月8日

朝検査結果が来た

甲状腺ホルモン低下・甲状腺刺激ホルモン過剰・膵炎+・コルチゾール正常

予想通りの結果だった。

 

 

 


インタードッグ療法

アメリカンコッカー オス 6歳 以前他院に通院していたときからアトピー性皮膚炎の治療を受けていた

昨年1月から当院に通院されており、皮膚の清浄化やステロイド・抗菌剤・抗ヒスタミン剤などでコントロールしてきましたが、あまり効果的なものは無く、このまま内服を使い続けるくらいならば、いっそのこと違う方法を試してみませんかと飼い主様に提案したところ一か八かやってみようということになりました。

1月30日 1回目 コンベニア、インタードッグ皮下注射

2月 1日 2回目 インタードッグ皮下注射

            飼い主様からのコメント:1回目の注射から夜中に1度思い切りカラー(首につけている)を掻いたきりスヤスヤ眠れているとのこと

次回は金曜か土曜に3回目です。

効果がこのまま続いていけばいいのですが・・・。

1回で本当に効いたのか・・・。そんな早くに効果が出るものなのか・・・。

経過を追っていきます。       


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