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ブログ 2011年3月アーカイブ
4月 1日 マリーナが変わります!!
今まで午後6時には病院を閉めていましたが、患者さまのニーズ向上の為、時間延長を致します。
月・水・木・土は夜10時まで延長
《 その他変則 》
金曜日(偶数週):夜10時まで
日曜日(奇数週):昼13時まで
2011年3月29日 22:00
お水について
放射能汚染でワンちゃん猫ちゃんたちの飲み水について気にかけている飼い主様が多いようです。
今のところ普段どおり水道水で大丈夫でしょう。
気になる方は、きれいに洗ったペットボトルに水道水を汲んで何日か冷蔵庫で保存した後にお使いになられたらよいでしょう。
院長は汲んで置いたお水は、逆になんとなく気持ち悪くて使いませんが。
マリーナでは今現在は通常通り水道から直のお水を与えています。
獣医師会のほうからも何も通達はないそうです。
人間用のペットボトル水の場合には、硬水は使わないでくださいね。
昨日お一人の患者様がお仕事で福島・宮城の視察から帰宅されました。報道で私たちが毎日見ている状況は、被災地でもいいところしか流れていないそうです。実際行ってみたら、言葉を失うほど悲惨だそうです。そこらじゅう、棒でご遺体の捜索が続いていると。原発の周囲で働いている方々は、トイレもなく、こっちは小・あっちは大と場所を分けた使い方をされているとか。船橋は停電や食品の品薄はまだありますが、普通に生活ができていて幸せです。普段は贅沢してるんだな・・・物の貴重さがあらためてわかった気がします。
2011年3月29日 18:03
避難者からの・・・
3月18日 マリーナに、ある電話が入った。福島から避難された飼い主様からだった。
3月11日
午前中にお散歩を終えいつもと変わらず犬を庭にリードで繋ぎ、水とフードを置いて出かけられた。
その後大地震が・・・。
原発の爆発により警戒地域となり、さらに交通の麻痺、ガソリン補充不可能で自宅に戻れなくなった。
当然、ワンちゃんは独りぼっち。不安に押しつぶされてはいないだろうか。
その飼い主様からの電話だった。
『犬は飲まず食わずで何日生きられますか?』と。
突然の衝撃的な質問に一瞬絶句。
大きな落胆を与えず、しかし現実も理解して頂かなくてはならず・・言葉選びには慎重だった。
たぶん内容としては『10日目が境だろう。水が飲めないでいると腎臓がダメージ食らうから危険度が増す。何週間も生存していたケースもあるからあきらめないで。』のようなことを話しただろう。
飼い主様は某テレビ局に直接電話で訴えたようだが、あまり真剣には取り扱ってもらえそうになかったと。
福島県獣医師会も避難所や家に置き去りにされた動物たちをどうするか検討中のようだった。
しかしフードやら何やら足りないらしい。
そう、先生方も被災者なのだ。
一獣医師に何ができるのかわからないが、とりあえず何社か報道関係に訴えを送ってみたが、何の反応もない。
ウズウズする日々。
3月21日
先の飼い主様から再度電話が入る。
出るのがちょっと怖い。悪い知らせか?いい知らせか?
『せんせ~生きてたよ~尻尾振ってたってぇ』喜びの報告が飛んできた。
電話を通じお互い喜んだ
ご家族がツイッターを利用し呼びかけたところ、アクセスしてくれた方がご近所の方(このお家も大型犬を置いてきた)だったそうで、見に行ってくださったとのこと。
自分の出したリミットに不安を感じていたが、少し気が楽になった。
飼い主様もがんばって帰ってみるだろうが、『再度避難生活を強いられるようであれば、その時はワンちゃんを連れておいでね、待ってるからね』とお伝えした。
私にはそのくらいしかしてあげられないのかも。
ただこのような方々は大勢いらっしゃることだろう。
昨日のニュースで保護団体が活動開始してくれたことを知り 胸をなでおろした(人任せという意味ではない)。
ガンバレ動物たち ガンバレ被災地の皆様
2011年3月22日 15:45
地震
11日の地震はさすがに怖かったですね
皆さまには大きな被害はありませんでしたか?
その時の病院内は・・・
トリミング室:2匹トリミング中
オペ室:麻酔をかけた途端の出来事に・・・。
トリマー岩下と院長で病院のドアを開け放しにドタバタ。
オペの子は一旦犬舎に戻し様子を見てから再スタート。
乳歯遺残の抜歯と去勢(片側陰睾)があったので、獣医2人で手分けして行いました。
また来た大きな揺れに周囲の機器を体で支え、片足はオペ器具台を抑えながら
もう二人は船酔い状態・・ううう~
トリミングもオペも無事に終了 ホッ
さすがに今回ばかりは今後どうなるのか生き死にを考えてしまいました(小心者なので)。
その日最後に入っていたトリミングの子は、電話が全く通じなかったので、交通マヒ状態だったので東船橋まで歩いて抱っこしながら送り届けてまいりました。
今後もいつ何時起こるかわからないので 十分気をつけましょう
2011年3月22日 13:00
春雪
昨日は、雪がよく降りました。
でも早めに止んでくれたおかげで今朝の通勤には影響が出ず、よかったですね。
3月に雪?何で?と思われた方多いですよね。
院長が馬術の試合に出ていた頃は、3月の試合が雪でつぶれる事がよくありました。
そんな時先生に『今なら馬から落ちても痛くないから障碍飛んでくればぁ』と馬鹿にされた事を思い出しました。
ニュースでも今月中はまだ寒い日・雪の日の可能性があると言ってました。
皆様も体調管理には十分気をつけてくださいね。
子供の風邪をもらってしまった院長Tommyでした。
2011年3月 8日 12:00
膀胱切開術
3月に入りました。春ですねぇ
先日の尿石症 1のワンちゃんの結石除去手術を昨日(院長の誕生日)行いました。
手術途中の写真を撮りましたので、少しだけお見せしま~す。
【手術手順から】
①術前検査:レントゲン・心電図・血液検査・・・麻酔をかけることが可能か?何か潜んでいる病気はないか?を限評価するための最低限の検査です。ここで問題が起きていれば、手術を延期したり・カバーしながらの手術になったり。
②麻酔前処置・注射麻酔・ガス麻酔:前処置は心拍が落ちないようにするお薬や、鎮痛剤などを投与、注射麻酔を投与後、気管確保、ガス麻酔へと切り替えます。
③尿道カテーテルを設置:膀胱切開する前に膀胱内の尿を排出したり、膀胱洗浄のために使います。
④術野の毛刈・消毒:切開する部分及び周囲の毛を刈り、消毒したあと、ドレープという滅菌された布で覆います。
⑤切開:皮膚・筋肉を切開し腹腔に達します。
⑥膀胱を腹腔から引き出し膀胱の周囲を滅菌されたガーゼで保護します。
⑦膀胱を吊りながら血管の少ない部分を切開:今回は、長期に膀胱炎を起こしていたこと(他院にて治療)や結石が内壁を刺激し続けていたことにより、膀胱壁がかなり肥厚していました。
⑧結石が切開創から顔を覗かせています。
⑨全ての石を取り除いたら、細かい石が膀胱内・尿道内に残っている場合が多いのでよく洗浄を繰り返します。
⑩膀胱を縫合
⑪膀胱に生理食塩水を溜め縫合箇所からの漏れがないかを確認
⑫腹腔内を洗浄し、膀胱を戻し常法で縫合
⑬麻酔から覚めたらまずは一安心(第一段階の安心)
経過については、また後日報告します
【院長の安心感を得られるまでの段階】
・麻酔からの覚醒
・カテーテルから排尿がスムースに行われるか
・カテーテルを抜いた後に排尿がきちんと行われるか
・食餌(処方食)は食べてくれるか
・縫合部は問題ないか
・退院後は飼い主様が指示通りに投薬・給餌ができたか
・検診時に再発していないか・・・などなど心配は続くものです。
オペが成功したとか確実な安心感を得るのは、上記がオールパーフェクトになった時ではないかなと思っています。
オペ後元気そうなワンちゃん猫ちゃんを確認された飼い主様からは、ありがとうのお言葉をいただきます。
お言葉をいただくことはとても嬉しいですが、自分にはまだ安心するんじゃないといつも言い聞かせています。
まだまだアマちゃんなのか気が小さいのか
でもベテランになった頃にもこの気持ちは忘れずにいたいです
2011年3月 2日 22:00
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